当院の一番の特徴は、患者さん一番近い診療所でありたいというポリシーのもとで、患者さんの抱えている健康上の問題において、たとえ小さなことでも、どんなことでも相談できる受診のし易い診療所であることです。
それは「総合診療」の考え方を基本にしています。
受診に至るという行動は、患者さんの様々な状況が考えられるのですが、整理してみますと以下の分け方があると思います。
●どんな疾患か 急に気分が悪くなったというものから、長くつきあっていく疾患までさまざま
●度合い 予防から、診療所が診ることができる初期救急まで
●年齢 原則15歳以上のすべての年齢層
これまでの医療の仕組みでは、自分では何が起こっているのか、わけがわからない状態であったとしても、どこに行くのか、つまりいろいろな診療科の中で何科に診てもらうべきか、とにかく最初に自分自身が判断したうえで、今すぐどうするべきかを決めなければなりませんでした。
そして、疾患の種類が違うなどと言われて、別のところを案内されることもしばしば。
当院は「総合診療」として、そうしたご相談や困りごとをなんでも受ける窓口と、一次診療、そしてかかりつけ医として継続的な診療を担っています。
「どこに受診すれば良いのか分からない。しかし具合が悪く、とにかく診てもらいたい。」これらのニーズは意外と多く、当院はそれら最初の相談を幅広く受け入れる、という役割を果たしてまいります。
当院は患者さんの状況で自ら分類していただかなくても、とにかく幅広く「一次診療を受け入れたい」と考えています。「受け入れの間口が幅広いこと自体が当院の特徴」であり、受入れ後は、当院で可能な範囲は長く責任をもってかかりつけとして請負い、専門機関での管理が必要なら適切に紹介します。そのことが今の地域医療で最も求められていると感じております。
ひとつの社会福祉法人として、訪問診療をしっかりと展開して続けていく責任があるのだという考え方ももちろんあります。
これに加えもう少し大きな視点で見ると、2030年には在宅患者がピークを迎え、在宅医療がどんどん必要となってくることがもう分っています。
「Hospital at Home」、すなわち必要とあらば自宅でも病院と同じようなケアを提供することです。呼吸苦があれば十分な酸素投与を、痛みが強ければ痛みがなくなるまで鎮痛をするという具合に、自宅でも極力困らずに療養できることを目指しています。
そのような状況の中で、このコスモ総合診療所を起点として、これから経験を積んでいく若いお医者さんに、リアルの在宅医療の現場をきちんと見て学ぶ機会としていただくことができます。
総合診療とは、患者さんの総合的な健康を管理し、幅広い疾患や症状に対して診療を行うものです。
専門の医療領域の枠を超えて、身体的、精神的、社会的な側面を考慮しながら、患者さん個人の健康問題にアプローチします。
予防、診断、治療、リハビリテーション、健康教育、はたまた在宅医療にまで、幅広く健康全般に対応する診療です。
コスモ総合診療所の施設のご案内
施設ついて 詳しく →コスモ総合診療所の医師紹介
コスモ総合診療所の施設のご案内
施設ついて 詳しく →コスモ総合診療所の医師紹介